こんにちは杉本屋です。
2019年9月10日のApple秋の発表会で、Apple TVの新製品が出る、という噂がささやかれていますが、今回はそのApple TVについて率直な意見を述べたいと思います。
まずはApple TVで出来ることから記します。
Apple TV 第4世代
Apple TVで出来ること
動画配信サービス(VOD)が視聴できる
Youtubeはもちろんのこと、Amazonプライムビデオ・NETFLIX・Hulu。AbemaTVなどの動画配信サービスをPC・スマホなどを使わなくても、リモコンを使ってApple TV単体で観られます。
もちろん単体と言っても、TVなどに繋ぐことは大前提ですが。
AirPlayによるApple デバイスのミラーリング
MacやiPad、iPhone等の画面を簡単にTVに映し出すことが出来ます。
これはOSの標準機能(AirPlay)でできるので簡便です。Amazon Fire TV Stickのように別途アプリを用意する必要はありません。
MacだとメニューバーにあるAirPlayのアイコンをクリックして、Apple TVを選ぶだけです。
iPhoneだと下のように、ロック画面からスワイプしてコントロールセンターを引き出し、画面ミラーリングをタップし、Apple TVを選ぶだけでOKです。
WindowsでもApple TV経由でミラーリングが可能
やったことはありませんが、Windowsでもミラーリングは可能だということです。
有料のAirParrotというアプリをインストールすれば、Windows PCの画面をApple TV経由でテレビに映すことができるということです(詳しくなくてすみません)。
アプリとゲーム
2015年「Apple TV HD (第4世代)」からは、App Storeに対応したので、App Storeから好きなアプリをインストールすることができます。
ミュージック・Podcast・写真などのアプリは標準搭載されていて、たとえばミュージックではApple Musicをテレビで楽しむことができますし、写真ではiCloudに保存された写真・動画をテレビの大画面で見ることができます
サードパーティの無料・有料のアプリやゲームもApple TVのApp Storeでは多数配信されています。
ゲームでは、「クロッシーロード」や「ミニオンラッシュ」「アスファルト8」「リアルレーシング3」などのスマホで人気のゲームに対応しているので、Apple TVを使えばテレビの大画面で楽しむことができます。
Siriで検索など音声操作も
Siriを使った音声操作が可能です。
例えば「ホラー映画を見せて」と言えば、iTunesの中からホラー映画の作品を絞り込んでくれます。検索機能は結構柔軟で、ジャンル・役名・監督・出演者・公開日など、様々な条件で絞ることが出来ますが、精度はそれほど高くないと筆者は思います。
Apple TV+について まだ出てませんが
この秋登場するという、この新サービスの質によっては、Apple TVの株も上がる可能性もありますが、現段階では期待して待つしかない状況です。
競合機種と比べて
以上Apple TVで出来ることを列記してみましたが、では他機種と比較してみるとどうでしょう?
代表的な競合製品としてはAmazonのFire TV StickとGoogleのChromecastの2つかと思いますが、このうちChromecastは、単体で動作せずリモコンも無いところから、毛色が違うので除外(これはこれで便利なのですが)とします。
Fire TV Stickと比べて
残るはFire TV Stickですが、まず出来ることはほぼ一緒です。
各種動画のストリーミングは言うに及ばず、Appleデバイス画面のミラーリングも、アプリの購入(300円か400円買い切り)は必要ですが、それさえあれば、MacやiOSのミラーリングも可能です。
音声操作についてですが、Fire TV StickもAlexaを使って音声で動かせます。これについては、SiriよりAlexaの方が精度は一段上だと思います。
つまり機能的に差は無いと言って良いと思います。
その価格
では値段はどうでしょう?
現行機種のApple TV 4Kは32GBで、21384円(税込)します。
似たようなAmazon Fire TV stick 4Kだと、以下のように6980円(税込)です。
まとめ
Apple TVの分の悪さは覆うべくもないと思います。
同じことが出来る安い他製品があれば、誰でもそれを選ぶでしょう。
現時点ではAppleデバイスは傑出した連携の良さを持っていることは確かですし、そのいわばAppleの囲い込み戦術にやられて、筆者も法外な金額を払ってきたわけですが、ことApple TVのようなストリーミングデバイスに関しては、別にAppleでなくても不便は感じていないです。
あるいは筆者がAmazonのプライム会員だからかも知れません。
いくらApple MusicとかiTunesで楽しめますよと言われても「いやいや、プライムと違って有料じゃんかよ」と、Apple TVを使っている時でも、近頃ではそっちへアクセスしたことすらないです。
料金定額性見放題のプライムビデオ一辺倒になってしまうのは人情でしょう。
つまりAppleの囲い込み戦術も、ここではAmazonのプライム会員特典によって打ち崩され通用していないと思います。
この記事が皆さんのお役に少しでも立てれば幸せに思います。
最後までお読み頂き有難うございました。