こんにちは。杉本屋です。
今回は、新しく大幅にアップデートしたiPadOSのレビュー、その6として、SideCarという「iPadをMacのサブディスプレイもしくは液タブ化して使う」という機能についてお伝えしていきたいと思います。
この機能は、新しいMacOSのCatalina(10/8)の配信を待たないと出来ない機能でしたので、レビューが遅くなってしまいました。
用いるのはiPadOSの発表にあわせて購入し、9/28に届いた新しいiPad10.2インチモデルです。
興味のある方は下の過去記事をお読み頂ければ幸いです。 kousyumaki.hatenablog.com
では早速、本題のSideCarについて述べたいと思います。
6.Sidecar
▼早速試してみました。
この機能を使うには以下の段取りが必要です。
② iPadがiPadOS 13.1以上であること。
③ MacとiPadが同じAppleIDでログインしていること。
⑤双方ともBluetoothとHandoffがONになっていること。
そしてMacもiPadも比較的新しめのものでないと有効にはならないようです。
SideCarの動作するシステム条件としてAppleから発表されていますので、詳しくはリンクをご参照下さい。筆者の場合該当するMacは、今年7月に買ったMacBook12インチモデルを使いました。
これだけやっておけば、メニューバー左側にiPad、あるいはAirPlayのアイコンが出てきますので、それをクリックし手持ちのiPadを選ぶだけです。
▼すると、ご覧のように難なくMacのサブディスプレイとして無線でiPadが繋がりました。
▼試しにMac側にWordを起動し、iPad側にGoogle Chromeを立ち上げて参照しつつ、Wordで入力してみました。
何ら問題なく、遅延もなくストレスを感じずフツーに使えます。
▼今度は、左にPhotoShop、右に写真アプリを起動し編集してみました。
これも問題なくフツーに使えます。
▼画面にまたがったウィンドウやカーソルの移動もスムーズに動作します。
▼iPad側の画面左側縦のサイドメニューはショートカットが並んでいます。以下簡単ながら説明を入れました。
またこのサイドメニューが不要なら、出し入れの設定もMac側から簡単に出来ます。
▼SideCarを使うのをやめたいときは、Macからはさっきのメニューバーのアイコンをクリックし「接続解除」あるいは、iPadからもサイドメニュー最下部のアイコンをタップすればOKです。
▼ご覧のように、接続が切れ、iPadの画面に戻っています。
次に液タブとしてはどうなのか、ということをペンを使って試したかったのですが、あいにく筆者はApple Pencileや互換品を持っていませんので、残念ながら、次の機会にさせて頂きたいと思いますが、この分ならペンを使った操作もストレス無く動作するものと思われます。
ただ、PhotoShopのウィンドウをiPad側に置いて、指で試したところ、ピンチイン、ピンチアウト、指3本による、取り消し、やり直し、操作については有効でした。
まとめ
この機能は、今までも、サードパーティー製のアプリを使えば実現できていましたが(筆者の場合、Yam Display)、無線接続の場合は、やはり遅延が結構あり、おせじにもスムーズとは言えなかったので、有線接続で使うことが殆どでした。
やはりOSレベルで対応してくれると安定感と動作速度が違うものと思われます。
これなら十分実用になり得る機能で、歓迎すべきことと思います。
iPad液タブ化という、お互い(MacとiPad)を補完し合うデバイスとしての位置付け、という意味においては、この機能で成功のレベルにあるように思います。
今日はここまでになりますが、次回は再度、知人から借用したiPad Proで、外部ドライブへのアクセスを試してみたレビューの予定です。
ここまでお読み頂き真に有難うございました。感謝致します。

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