こんにちは杉本屋です。
今回は、macOS標準搭載のバックアップソフトである「Time Machine」について述べたいと思います。まずは以下簡単な使い方です。
▲外部HDDあるいはSSDを繋いで「バックアップを自動作成」にチェックを入れれば、勝手に丸ごとバックアップを取ってくれます。初回なら丸ごと、次回以降は差分バックアップになります。
また左下方の「Time Machineをメニューバーに表示」にもチェックを入れておけば便利に使えるようになると思います。
Macユーザーの方は、バックアップにTime Machineを使っている方が多いことと思います(ただですから当然ですね)。
クラウドストレージ全盛の現在でも、OSを丸ごとバックアップしてくれるTime Machineの存在意義は大きいものがあると思います。
何らかの理由でmacOSの挙動が面妖くなっても、ある時点に遡って復元すれば確実に正常な頃に戻すことが可能です。
今回は、Time Machineを利用するメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。まずはTime Machineのメリットから見ていきます。
Time Machineのメリット
macOSを丸ごとバックアップして復元できる
macOSを丸ごとバックアップして復元できます。「写真や書類」などのデータだけでなく、アプリケーションもバックアップして復元することができるのはメリットです。
1時間おきにバックアップを取得
デフォルトの設定では、1時間おきにバックアップを取得します。Macが壊れてしまっても、1時間前のバックアップがあるのは、大きな安心です。
AirMac Time Capsuleを使えば、Time MachineのバックアップはWi-Fi経由で自動化できる
これを持っている人は少ないと思うのですが、AirMac Time Capsuleを使えば、Time MachineのバックアップはWi-Fi経由で自動化できます。
Time Machineのデメリット
次にTime Machineのデメリットです。
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異なる機種には復元できないことがある
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復旧領域のOSが違うと、バックアップから復元できない
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物理的なハードディスクが必要
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BootCampはバックアップできない
異なる機種には復元できないことがある
使っているMacが壊れたとします。Time Machineでバックアップを取っているので、新しいMacを購入して復元しようとしたら、復元できなかったという話はよく聞きます。どういう時に復元不可かと言うと、macOSのバージョンが違ったり、Macの機種が違ったりすると、復元できない場合が結構あります。
復旧領域のOSが違うと、バックアップから復元できない
上と少しカブりますが、復旧領域のOSが違うと、バックアップからの復元は100%できません。これは不具合なのかバグなのか、Time Machineの仕様なのかよく分かりませんが、とにかくバックアップから復元できないことがあります。
物理的なHDDおよびSSDが必要
Time Machineでバックアップを取るには、物理的なHDDあるいはSSDなどが必要です。特にHDDには寿命が短いので、厳密に言えば、定期的にHDDを交換するコストがかかるというデメリットもあります。
AirMacシリーズとAirMac Time Capsuleでも多分に漏れずそうなります。この類は既に生産を終了しており、もう殆ど市場から在庫がないのではないかと思われます。
BootCampはバックアップできない
これは当たり前と言えば当たり前かも知れませんが、BootCamp領域はバックアップできません。
BootCampでWindowsを使っている場合、別途何らかの手段でバックアップを取る必要があります。
まとめ的に
なんだかんだと言いましたが、現状ではやはり「Time Machine」は便利だと思いますし、OSレベルでの復元には、これに頼るしかないというのが現状だと思います。
今回はmacOSの標準バックアップソフト「Time Machsine」について述べました。
最後までお読み頂き感謝いたします。有難うございました。