こんにちは杉本屋です。
筆者は、2019年9月に発売された第7世代iPad(いわゆる無印)を発売と同時に購入し、そして現在も使っていますが、今回は実際に使ってみた感想を率直に述べたいと思います。
まず、この第7世代iPadは、旧(第6世代)iPadとは以下の点で相違しています。
画面が少し大きくなった
9.7インチから10.2インチへ大きくなりました。
まあ、これはこれで良いことですけれど、でも、これにはデメリットも存在しています。10インチを越えてしまったので、MicroSoftのOfficeが無料では動作しなくなりました。
SmartKeyboardが使える
旧モデルでは使えなかった専用キーボードがスマートコネクタで接続し使えるようになりました。
価格が下がった
旧モデルは、¥37800(税抜)〜でしたが、新モデルは¥34800(税抜)〜と、事実上の値下げが行われています。これは僅かな金額かも知れませんが、評価できることと筆者は思います。
後は別に列記すべきことは…ない
見出しの通り、後は別段書くようなことはありません。
CPU(A10 Fusion)を始め、ストレージも旧モデルと一緒です。
True Toneディスプレイの搭載も見送られましたし、カメラ性能に関しても変更はありません。ペンシル対応は以前からです。
それよりも
ここからが本題です。
タッチパネルの不安定さ
上位モデルのiPad Proと比べるのは無理があるのを承知の上で言うと、なんというか、タッチパネルの操作フィーリングが今ひとつです。
マルチタスキング関連の、Slid OverやSplit Viewなどを使おうとして下のドックから指で長押ししながら、という操作の時も、普通に動作する時もあれば、しない時もあったりと、結構不安定でイライラさせられます。
これは個体差の問題もあるのかも知れませんが、少なくとも筆者と同じ時期にiPadを購入した知人の個体でも試してみたところ、まったく同様に不安定な動作を見せました。
縦横センサーの感知性の悪さ
iPadの縦横の向きを感知するセンサーも、Proに比べると、鈍感と言うか誤感知が多く、天地をまともに表示しなかったりもします。
外部ドライブへのアクセスの不安定さ
これは旧式のLightning端子によるところが大きい気もしますが、USBフラッシュメモリ程度の外部ドライブにさえアクセスしかねることが多く、それも実に不安定で、ものによっては認識したりしなかったり、という具合で、この機能については、はっきり言って使い物にならないレベルだと思います。
まとめ
一言でいうと、第7世代iPadは、ぎりぎり使い物にはなるが、使いづらい製品だと思います。
価格が価格なので、諦めもつきやすいとは思いますが、iPad Proを触ったことがある人なら、たいてい「ビミョーなデバイス」という評価を下すことでしょう。換言すると「安かろう悪かろう」という言葉に尽きる気がします。
筆者もその一人です。
なので、もし購入するならもう一つ上のiPad Airをお薦めします。
以上甚だ簡単で短い記事ですが、本質はお伝え出来たのではないかと思います。
最後までお読み頂き有難うございました。