杉本屋ブログ

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ブラックフライデーとは何なのか?

 こんにちは杉本屋です。

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 今回は(も)、たいした話ではありませんが「ブラックフライデー」と呼ばれる、このよく分からないような語彙と意味について、筆者なりの感懐を述べてみたいと思います。

その起源は

 この日は、アメリカ合衆国の感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日を指して言われていますが、調べてみると、この言葉はそれほど古くから巷間で普及していたものではなく、1961年ごろからアメリカのフィラデルフィアで始まり、1975年にはかなり広まった比較的新しい言葉だそうです。

 が、筆者のような古い人間からすると、寝耳に水で、去年辺りからしきりとよく聞くようになった気がします(遅れ過ぎでしょうか)。

 それはともかく、ブラックフライデー当日は感謝祭プレゼントの売れ残り一掃セール日にもなっているので、買い物客が殺到して小売店が繁盛することで知られ、当日は買い物客で道路が混むことからそう呼ばれていたらしく、名付けたのはフィラデルフィアの警察だそうで、人が外に溢れて仕事が増えるために「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけだそうです。

しかし何も黒にしなくても、と思うのですが…

 今では、上はAmazonなどの大手量販業者を筆頭に、下は地方の一スーパーや小売店までもが、猫も杓子も「Black Friday」と称して、セールを打つようになっています。

 しかし…

 暗黒の木曜日(Black Thursday)

 筆者が執われているのかも知れませんが、この「Black」が付くと、どうしても1929年10月24日にニューヨークのウォール街で起きた、株価の大暴落「暗黒の木曜日Black Thursday」が想起させられて、良い印象を持てないのです。

 この大暴落が元で、世界恐慌が始まり、のちのち第二次世界大戦への系譜や温床となっていったことを考え合わせてみると「Black ◯◯day」などと騒擾し、財布の紐を緩くする気にはなりません。

 余談ながら、この頃の投資家の中では大暴落と恐慌を逃れ切って、巨万の富を手にしたのは、第35代アメリカ合衆国大統領、ジョン・F・ケネディの父親だったジョセフ・パトリック・ケネディくらいのものでしょう。

 彼は、フランクリン・ルーズベルトの大統領選出時に巨額の財政支援をし、その見返りとして駐英米国大使のポストを手にしたことでもよく知られています。

 日本では、昭和4年にあたりますが、昭和の大恐慌がおきて、特に東北地方などでは娘の身売り、物乞い、夜逃げが頻出し、時の首相、濱口雄幸が銃撃される、という具合に物情騒然とした世情となっていきます。その2年後の昭和6年にはあの満州事変も起きてしまいます。

 さらにあります。

暗黒の月曜日(Black Monday)

 1989年10月19日(月)に、香港を発端に起こった世界的株価大暴落です。 

 これは比較的近い過去なので、記憶がある方も大勢いらっしゃるとは思いますが、ブラックマンデーの当日は、香港市場から暴落が始まりヨーロッパからアメリカに波及しました。

 ニューヨーク証券取引所ダウ30種平均の終値が前週末より508ドルも下がりこの時の下落率22.6%は、世界恐慌の引き金となり、既述した1929年の暗黒の木曜日(ブラック・サーズデー、下落率12.8%)を上回りました。

 これが翌日アジアの各市場に連鎖。日経平均株価は3,836円48銭安(14.90%)の21,910円08銭と過去最大の暴落を起こしました。欧州の各市場でも機関投資家の売り注文が殺到、世界同時株安となり、イギリス連邦は経済的に解体されました。

 今書いていて恐怖さえ覚えるほどです。

 なお、この20日程後、ベルリンの壁崩壊(11月9日)の日を迎えます。こういうエポックメイキングな事柄というのは何か不思議な連鎖があるのでしょうか。そう感じざるを得ません。

White Fridayでも良かったと思う

 ということで、単なる一層セール売の名称から、経済的な観点からの歴史の話になってしまいましたが、筆者のような古い人間にはどうしても馴染めない言葉です。

 話は変わるようですが、この世というものは、本質的には生きにくく、苦の多いものだと筆者は思っています。

 ならばせめて暗いことを想起させるような言葉は避け、明るく慈悲に満ちた世の中を招くためにも、もっと明るい言葉を使って欲しかったと希望するのは筆者だけでしょうか。

 今回は「風が吹くと桶屋が儲かる」的な話になったかも知れませんが、皆さんの幸せを祈りつつこの小文を閉じたいと思います。

 最後までお読み頂き有難うございました。