こんにちは。杉本屋です。
今回は、Amazonで先日 28% 引きの特価で速完売したという、ASUS 製の Chrome OS タブレット「Chromebook Tablet CT100(CT100PA)」が、またAmazonで復活販売されている、という事柄を受けて、思うことを述べたいと思います。
最近では日本でもChromebookのテレビCMが流れ始めたせいなのか、何かとChromebook市場が賑やかになってきているようには思えます 。
そのせいもあるのでしょうか。このASUSのChromeOSが搭載されたタブレット端末が激買されている、ということですが、現在も以下のような価格でAmazonで販売されています。
価格は、¥35,539ということですが、これってそんなに安いんでしょうか?
筆者にはどうもそう思えないのです。ただ28%OFFという数字に煽られているだけのような気がします。
まずはChrome OSだということ
これが搭載されているOSがWindowsであったり、あるいは値段が税込みで2万円を切っているならば、話は別です。
Chrome OSという、Windowsとかmac OSとかいうフルスペックOSではなく、根底はGoogleの単なるブラウザChromeにしか過ぎないという事実です。悪く言うとブラウザに毛を生やしただけのようなOSという言い方も出来るかもしれません。
だからと言って蔑んでいる訳では決してありません。
筆者もChromebookは使っていますし、その便利さや利点も十分理解しているつもりです。
筆者は、ASUSのChromebook Flip C302CAという機種を使っていますが、これは1年ほど前に、それこそAmazonで¥58,000ほどで購入しました。しかしこの値段は未だにChromebookとしては割に合う価格ではなかった、と思っています。下の画像のように折り畳めばタブレットモードになり、タッチスクリーンでの操作だけになるFlip型という端末です。
確かにChrome上で動作する拡張機能やアプリ、或いはAndoroidアプリはたまたLinux(この機種で可能かどうかは知りませんが)も動作しますので、それなりのメリットはあると思いますが、しかし、それとてもWinやMacで動作するメジャーなフルスペックのネイティブアプリが動く訳でもなく、どうしてもその意味ではアドバンテージは低いということになると思うのです。
一言でいうとChrome OSデバイスは「帯に短し襷に長し」の例え通りのものだと思います。
ハードのスペックをみても
Chromebook Tablet CT100PAは、以下のようなスペックになっています。
これを例えばAppleの第7世代iPad10.2インチ最安モデルと比較すると、どうなんでしょう? iPadは¥34,800 (税別)~wifi、ストレージ32GBモデルとなっています。
結論から言うと(大雑把に)大差ないと思います。
ただ、米国軍用規格(MIL-STD-810G)をクリアできるように設計されたらしいので丈夫には出来ているのだとは思いますが、その分犠牲にしているものもあります。
本体がやや重く、分厚く、ベゼルが狭小でもなく、画面の解像度もメモリもストレージもiPad第7世代の最安モデルと似たりよったり。他には特筆すべき点は無いと行っても差し支えないと思います。
もしAppleユーザーなら
そんな方はいないと思いますが、貴方がもしMacなりiPhoneなりAppleデバイスを持っていたら、絶対にiPadを買った方が良いと思います。
あのAppleデバイス同士の素晴らしい連携、あるいはシンクロ機能が、Chrome OSデバイスを買ったところで実現不能だからです。
買うと、筆者のように、データーがシンクロし切れない、連携機能がほとんど使えないことに苛立ちを覚えることになると思います。
もし参考になりましたら、この記事を書いた幸せを覚えます。
最後までお読み頂き有難うございました。