こんにちは。杉本屋です。
ChromebookでWIndowsアプリが動く、という話ですが、詳しくは以下のように、
- Googleは17日(現地時間)、macOS向け仮想化アプリを提供しているParallelsと協業し、ChromebookにてMicrosoft OfficeといったWindowsアプリをサポートする意向を発表した。
と関係各誌が報じていますが、さらに、
- Paralles側のリリースによれば、今秋にWindowsのアプリの全機能が使えるChrome Enterpriseを提供し、Microsoft Officeをはじめとしたデスクトップ版のWindowsアプリが利用可能になる。
とも報じられています。
なお、海外誌のAndroid Policeによると、
- Parallelsが提供するのは、Chrome OSにネイティブに統合されたParallels Desktopのバリエーションであり、完全なるオフライン動作をサポートする。
とも報じられてもいますが、いずれにせよこれらは今のところ、法人モデルのChromebookでの対応だそうですが、これらを読んでも、歓迎すべきことというより、むしろ筆者は疑問を感じました。
非力なものが多いChromebook
Atomのような遅拙なCPU、メモリは4GB程度、ストレージはSSDではなくe-MMCの32GBか64GBもあれば良い方、と言ったような非力なChromebook上で仮想アプリとWindowsを動かし、その上でOfficeなどのWindowsアプリを動作させるというのは、どう考えても無理があるように思えるのですが、一体どうなんでしょう?
価格的にもそんなに変わらない
よくChromebookは安い、と言われますが、それは既述したようにハード的にケチった仕様になっているからです。
特に3万円程度のマシンは、画面の解像度がFWXGA(1366✕768ドット)程度ものが多く、FHD(1920✕1080ドット)のディスプレイを搭載したものは高額で、十分Windows機を購入できる値段になっているものが多いと思います。
はなからWindows PCを買えば
Windows環境にそこまでして頼らなければならないのなら、はなから安いWindows PCを買えばよいのではないか、と思うのは筆者だけでしょうか?
Windows機でもGoogleのChromeさえ起動してしまえば、動作速度や操作感覚はChromebookと同じです。
例えば、一例に過ぎませんが、以下のような廉価なものもあります。
特に左下のものは筆者も購入して使っていますが、何ら問題なくOfficeなどのWinアプリがストレスなく動作します。
まとめ的に
Chromebookは、高速起動、軽快な動作、操作が簡単、などの点が受けて、テレビCMの影響もあって、ここのところ普及してきたのではないかと思います。
一言でいうと、Chromebookは、ある意味割り切ったデバイスで、そのシンプルさが売りだったのに、わざわざ重いWindowsとアプリを動作させる取り組みというのは、繰り返しますが、どうしても疑問を覚えます。
▼Chromebookについて詳しく知りたい方は、以下、過去記事をお読み頂ければ幸いです。 もし参考になりましたら、この記事を書いた幸せを覚えます。
最後までお読み頂き有難うございました。