とうとう出た! Apple Silicon(M1)搭載Mac
日本時間11月11日午前3時、Apple公式サイトで、この秋3回目の発表会があり、Apple Silicon(M1)搭載Macが3機種登場しました。
今回新登場したのは、
- Mac Book Air 13.3インチモデル
- Mac Book Pro 13.3インチモデル
- Mac mini
の3つです。
M1チップ 驚愕のパフォーマンス
当然これら3機種には「M1」と名付けられた、Apple製のApple Siliconチップが搭載されています。そのパフォーマンスと省電力性は驚異的です。
詳しくはApple 公式ページをご覧頂きたいと思いますが、CPUは最大3.5倍高速、GPUが最大5倍高速とされ、しかも省電力性に優れていて、後述するMacBook Airの場合だと、完全ファンレスでバッテリー駆動時間は最長18時間となっているほどです。
Mac Book Air
まずは、MacBook Airですが、筐体やキーボード、ディスプレイなどのハードやデザインは前作のままのようですが、その中身は、M1が搭載されたおかげでもはや全く別物に変貌を遂げています。
既述したように、CPU性能では最大3.5倍高速、GPU性能で最大5倍高速になり、しかも省電力性に優れていて、完全ファンレスでバッテリー駆動時間は最長18時間と謳われています。
メモリも「ユニファイドメモリ」と称する(他のデバイスでもメモリを共有させるアーキテクチャー)技術が使われていて、Soc(System on a Chip)、つまりグラボなどは搭載されず、平たく言えば、なんでもM1チップだけで始末をつけてしまうという方式です。
メモリーは8GB。256GBのSSDを搭載する最安構成の場合で10万4800円。512GBで12万9800円。ストレージは1TB、2TBも選べます。
指紋認証のTouch ID搭載で、Wi-Fi6対応、Bluetooth 5.0を搭載。720pのFaceTime HDカメラとなっています。
ただ残念な点もあります。それはインターフェイスの配置です。
やはり本体左側面にUSB Type-Cが2基あるのみとなっています。ここは2基でも良いから、左右に振り分けておくべきだったと思います。
発売は11月17日からとなっています。
なお MacBook Airの最安モデルだけGPUが7コアとなっています。ご注意下さい。
MacBook Pro 13インチモデル
次に、MacBook Proの13インチモデルですが、チップ周りはAirと同様、8コアCPU、8コアGPU、16コアのNeural Engineとなっています。デザイン面ではAirと同じく変更はないようです。
メモリの搭載容量も同じユニファイドメモリ16GBとなっていて、今回のProはAirとの差別化はあまりなされていない気がします。ストレージの上限も2TBと同じです。タッチバーが有るのとバッテリーの持ち(最長20時間)がさらに良い、という程度にしか筆者には感じません。
ただこの機種はM1チップ搭載モデルだけではなく、intelチップ搭載モデルも選択が可能になっています。
発売は11月17日からで、価格は134,800円(税別)〜となっています。
Mac mini
Mac miniも上記同様、8コアCPU、8コアGPU、16コアのNeural Engineとなっています。
このMac miniも中身は殆ど同じですが、その分価格が魅力の一つになっているのではないかと思います。
72,800円(税別)〜ですので、前作より1万円ほど値下げされています。こちらもまたMacBook Proと同様intelチップ搭載モデルも併売となっています。
発売は、MacBook Air、MacBook Pro同様、11月17日からとなっています。
まとめ的に
これらM1チップと称するApple Silicon搭載Mac3機種が登場してくることで、新時代を予見させられる気がします。
新しいmacOSのBig Surの登場で、iOSやiPadOSのアプリが動作するようになり、アプリ環境も以前とは一新されて豊富になっていくことでしょう。Windows等とは全く別の世界がその先に広がっているように感じられるのは筆者だけでしょうか。
ともあれ、この秋Appleファンとしては悩ましい季節となったことは事実だと思います。当然筆者もその一人です。 今回は、Apple今秋最後の発表会で、新しいMacの登場をクイックルック的に、かつ多少の思うことを加えて綴ってみました。
この記事が少しでも皆さんのお役てに立てれば幸いです。