Magic Keyboard 等がうまく動かない時の対処法
カーソルキーがうまく動作しない
iPad Air 4にMagic Keyboardを装着し、使い始めて、すぐに(あれ?)と思ったことがあります。
それは、まずカーソルキーがうまく動かない、ということでした。アプリはWordでも標準のメモでも何でも良いのですが、カーソルをトラックパッドで任意の場所に持って行った後、入力する為少し移動させようと、カーソルキーを押しても全く反応しません。
が、無理にそのまま「a」とか「あ」とか入力した後は別です。
もっと分かりやすく言うと、カーソルキーを効かすためには、何か入力しないと駄目なのです。
その他にも変な動きをする
他にも、キーボードをいじっていると、サイドバーがあるようなアプリ、例えば標準のメモなどで言えば、メインウィンドウではなく、サイドバーに飛んでいって、そこがハイライト表示になってしまう、というような妙な挙動をします。
原因は「フルキーボードアクセス」
最初はMagic KeyboardかiPadOSのどっちかか、それとも両方面妖しいのか、と疑いましたが、どうもそうではありません。
これは「アクセシビリティ」機能の一環である「フルキーボードアクセス」の設定が原因です。これが「on」になっていると文字入力の際に不具合が出ることがあります。
デフォルトでは特にカーソルキーとスペースキーに不都合が出ます。これを回避するには、ショートカットキーの変更をしなくてはならず、そこまでして使わなければならない機能とも筆者には思えませんし、面倒臭いので、簡単な方法を取ることにしました。
フルキーボードアクセスをoffにする
要するに、この機能を無効にするだけです。これを無効にしたからと言って、何の問題もなく便利に使えます。
▼「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」へ入り、
▼「フルキーボードアクセス」を「off」にします。
これで普通に使えるようになります。
筆者の場合はデフォルトで(何故こうなっていたのか分かりませんが)、この設定が「on」になっていました。
「フルキーボードアクセス」が有効になっていると、使えるキーボードショートカットも増えたりするのですが、こういう事象が起きるのは困ります。
これは何もMagic Keyboardだけの問題ではなく、Bluetooth接続の外部キーボード等でも同じで、ここが「on」になっていると、妙な挙動になると思います。
iPadで、Magic Keyboardによらず、ハードウェアキーボードを使っていて、挙動が面妖しい、と思った方は是非試してみて下さい。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

Apple Magic Keyboard (11インチiPad Pro - 第1世代と第2世代・iPad Air - 第4世代) - 日本語(JIS)
- 発売日: 2020/04/20
- メディア: Personal Computers