iPad Air 4を買ったら、先に届いたのはMagic Keyboardだった
もう少し正確に言うと、2020年10月18日の夜、筆者はiPad Air 4を、Magic KeyboardとのセットでApple Online Storeから買いました。
Appleからすぐメールが届いたので確認すると、10月22日に届くとあります。
(早くもないけど、まあ良いか)
と、その夜は酒を飲んで寝ました。
それから数日を経た22日の夕刻、配送業者から喜んで荷物を受け取りましたが、なんだか箱が薄くて小さいので(もしや…)とは思いましたが、
開けるまでもなく、それはMagic Keybordのみの到着でした。
念の為、再度Appleからのメールを確認すると、確かに下のようにMagic Keybordは22日の到着になっていますが、iPad本体は、11月1日〜11月3日の到着予定とあります。
(なるほど)
と変に得心しましたが、しかし、これではなんともなりません。
なんともならない単体でのMagic Keyboard
これだけだと記事がここで終わってしまうので、主にこのMagic Keyboardと少しばかりiPad Air 4について思うことを述べたいと思います。
iPad Proを借用
でも、さすがに本体がない状態では記事にもならないので、止む無く知人から2018年のiPad Pro 11インチモデルを借りて試させてもらいました。
写真はありませんが、装着は実にスムーズで、磁力で脱着出来る簡便さは大変良好なものでした
やはり重い
ただ気になるのはその重量です。重い重い、とは従前から聞いていたので、想像を超えるような重さではありませんが、それでも結構重く感じます。実際に計ってみると600gはありました。iPad Air 4と併せると計算上では1kgを超えてしまいます。
この重さは上の写真にあるMac Book 12インチより100g以上重い、ということになります。
打鍵感
シザー式の効能が現れているのか、打鍵感は良いです。MacBook 12インチモデルのバタフライ式キーボードよりよほど良いと思います。ストロークもこの類のキーボードとしては1mmくらいと十分ありますし、適度なクリック感もあり、そして打鍵音も静かです。
また当たり前かもしれませんが、Bluetooth接続式のキーボードなどに比して、遅延も全く見られず充電が不必要という点もメリットとして挙げられると思います。
その点では、Smart Keyboard系も同じですが、打鍵感はMagic Keyboardの方が上だと思います。
キーピッチについては実測したところ17〜18mm位はあり、別段小さくはないのですが、ただ周辺のキーがひどく小さく押しづらいキーも散見します。筆者が特に気になったキーは「ー」の長音記号のキーです。
あと、いつものように「esc」キーはありません。これはなぜ付けておかないのか理解に苦しみます。
トラックパッド
少し小さめですが、これも頗る良好です。Macと同等の操作感です。豊富なジェスチャーに対応しており、Slide OverやSplit Viewなどと言った機能もトラックパッドだけで縦横無尽にストレスなく使うことが出来ます。
よくあるWindowsパソコンにあるような微妙にぎごちない動きといったものは全くありません。
この操作に慣れてしまうと、Apple Pencilを使う時以外は、Magic Keyboard無しの環境には戻れなくなるほど快適です。特に入力作業がメインの際には、画面とキーとの往来がなくなるのが非常に楽です。
USB Type-C端子
ヒンジの左端にType-C端子があります。データー転送には使えませんが、これがあるのは利点だと思います。充電が必要な際にいちいちケーブルを抜かなくても、何かを繋ぐことが出来ます。
その価格
ここはどうしても触れざるを得ない点ですが、やはり高い、いや、高過ぎると思います。税込み34,980円という法外な価格です。
この価格は、かの有名なHHKBの静電容量無接点式の高級キーボードと同等の値段です。
いくら純正だからとは言え、上記のような金をかけて作られた本格的キーボードとは、やはり違うと思います。Appleはもっと安くすべきでしょう。
ではなぜiPad Air 4とMagic Keyboardを買ったのか?
決してコスパが良いとは言えない、このセットをなぜ買ったのか、というと、モバイル用途でMacBook 12インチモデルを使用している筆者は、大きく言えば、Pencilが使える、使えない、という点、次に、基本的に電源を入れっぱなしで使うスタイルのiPadというタブレットと、一応いちいち起動して使うスタイルのMacというPCとの簡便差、速度差という2点があげられると思います。
今回Magic Keyboardというアクセサリの登場で画面にタッチせずにiPadを使えるようになったおかげで、MacBookからの乗り換えを決意した訳です。
多少は重くなりますが、Pencilが使えるのは大きい利点ーです。おおむね一台で兼ねられるなら現状では筆者はiPadを選びます。
iPad Air 4本体は11月2日の到着になるとAppleのサイトで確認できますが、配送業者のサイトから検索をかけると上海から発送されていました。
今更感はありますが、到着次第、iPad Air 4の使用感をレビューしてみたいと思っています。